ヒョウと子供のディオニュソス

シニョーリア広場地区
07 /05 2016
ウッフィツィ美術館の古代彫刻を紹介するシリーズです。
今回は「ヘレニズムの大理石」という部屋にある「ヒョウと子供のディオニュソス」です。
3階の廊下にある「アモルとプシュケ」と並んで、可愛い彫刻です。
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2世紀の作品で、1985年からメディチ家のポッジョ・インペリアーレ別荘に置かれて、1865年にウッフィツィに移されました。
動きのある造形は17世紀に修復を行ったジョヴァンニ・カッチーニの解釈によります。

子供のディオニュソスが、彼のシンボルであるパンテーラ(ヒョウ)と一緒に遊んでいます。
パンテーラはその美しさと獰猛さからディオニュソスのシンボルになっているそうですが、その二つの要素から外れた可愛らしい造形です。

オリジナル彫刻ではヴィーナスの子供のアモル(エロス)だったようです。
同じような作品には、ルーブル美術館ヴァージョン(箙と切り株の一部が残る作品)と大英博物館ヴァージョン(羽なしエロスがブドウの苗から房を取ろうという動きをしている)があります。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。