雷を運ぶプットー

シニョーリア広場地区
07 /08 2016
ウッフィツィ美術館の古代彫刻を紹介するシリーズです。
今回は「ヘレニズムの大理石」という部屋にある「雷を運ぶプットー」をご紹介します。
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1世紀の作品で、19世紀からウッフィツィ美術館のコレクションに入ってます。
Prassitele(紀元前4世紀の最も有名なアッティカの彫刻家)やPolicreto(紀元前5世紀〜紀元前4世紀初期の古代ギリシアのブロンズ像の彫刻家)の時代に製作されたと考えられる「fregio dei troni王座のフリーズ」と呼ばれる浮き彫りの一部で、15世紀に非常に有名になった作品でした。

ピサネッロなどの芸術家がこの作品の一部を1520〜30年代にデッサンして模倣作品をつくっています。またドナテッロは大聖堂のカントーリア(聖歌隊席)を作るのに、このプットーのポーズを引用したと言われます。

ヴァザーリが「メディチ宮殿(メディチリッカルディ宮殿のこと)の庭のロッジャにある」と言及している「ユピテルの雷を運ぶ2人のプットー」と同じ作品と考えられています。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。