モロッス犬

シニョーリア広場地区
07 /13 2016
ウッフィツィ美術館の古代彫刻を紹介するシリーズを再開します(^-^)/

今回は「Vestibolo 玄関の間」にある「Cani molossi」をご紹介します。
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モロッス犬とは古代の時代、紀元前8世紀の頃にヨーロッパに生息していた犬で、今は絶滅しています。現在のアルバニアのあたりから来た種類だと考えられています。

モロッス犬の彫像は、このウッフィツィ美術館以外に、大英博物館やバチカン美術館にもあります。

ウッフィツィ美術館の作品はコジモ1世が「イノシシの像」とともに購入した作品です。
「狩り」の彫像グループの一部であったとか、墓の上に設置されていた「番犬」であったとの説もあります。

また紀元前4世紀の古代ギリシャの彫刻家Lisippo(リュシッポス)の作品からインスピレーションを受けたと考えられます。リュシッポスは動物の像を彫るのに秀でた芸術家でした。

ウッフィツィ美術館の2匹のモロッス犬は、保存状態も良く、小さな修復しか経ていません。

参照「Uffizi le sculture antiche」Giovanni di Pasquale, Fabrizio Paolucci Giunti ISBAN 88-09-01945-8
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。