ボンジョルノ!
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ウッフィツィ美術館の古代彫刻を紹介するシリーズ
今日は最上階、第3の廊下にある「Pothos」です。


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紀元前4世紀にスコパスによって彫られた作品を
古代ローマ帝国時代(紀元1〜2世紀)にコピーした作品で、高さは179cm。

Pathosはヴィーナスとクロノスの間に生まれた下級の神で
「愛の希求」を擬人化したものとされます。

スコパスのオリジナル作品は古代の時代に非常に人気がありました。
そのため多くのコピーが制作され、メディチ家も3体を所有していたそうです。

ウッフィツィ美術館の古代彫刻コレクションは
胴体と頭が元々別の作品であったものをくっつけた作品が多いのですが
Pothosは数少ない胴体と頭部が元から一つの作品です。

こちらのコピーはローマのCentrale Montemartiniに展示されている作品。

pothos

オリジナルでは兄弟の(つまりヴィーナスの子供の)ErosやImeroと一緒に
一つの彫像グループを成していたものと考えられています。

参照「Uffizi le sculture antiche」Giovanni di Pasquale, Fabrizio Paolucci Giunti ISBAN 88-09-01945-8

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2023giu-33

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