ネーレーイス

シニョーリア広場地区
08 /03 2016
ウッフィツィ美術館の古代彫刻を紹介するシリーズです。
今日は最上階の第3廊下の端に近い部分に展示されている「Nereide ネーレーイス」です。
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ギリシャ、ヘレニズム時代に彫られた作品を、ローマ帝国時代(1世紀)にコピーした作品です。

ネーレーイスはギリシア神話に登場する海に棲む女神たち。
「海の老人」ネーレウスとオーケアノス(外洋の海流を神格化したもの)の娘ドーリスの娘たちで、その数は50人とも、100人とも。
エーゲ海の海底にある銀の洞窟に住み、イルカやヒッポカンポスなどの海獣の背に乗って海を移動するとされました。

ヒッポカンポスは半分が馬、半分が魚の姿をした「海馬」と呼ばれる想像上の動物です。

ネーレーイスの像は水があるところに飾られるのが慣例でした。古代ローマの時代に流行り、庭や噴水に設置されていました。

ウッフィツィ美術館のネーレーイスはローマのメディチ家別荘の庭に置かれていたものを、1780年に美術館に持ってたものです。

参照「Uffizi le sculture antiche」Giovanni di Pasquale, Fabrizio Paolucci Giunti ISBAN 88-09-01945-8
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。