ピアッジョ博物館

ピサ県
09 /01 2016
トスカーナ州ピサ県ポンテデーラの街にあるピアッジョ博物館。
以前に日記で一回、ご紹介したことがあります。

スクーターの発祥地

6年ぶりに訪れたら一部の展示物や展示方法が変わっていました。また今回は博物館のガイド付きツアーでガイドブックには載っていない話も聞けましたので、ご紹介していきたいと思います。

ポンテデーラの駅はフィレンツェ〜ピサ間を走る電車の大部分が停まる場所です。
博物館は駅から歩いて3分。
デザイン関係の学生さんグループで見学希望が入る場所ですが、もっと一般の方にも興味を持っていただけたらいいなと思います。

博物館は入場無料。
経営費は50%がピアッジョから、50%はポンテデーラ市から出資されているそうです。
なので、博物館内には現代美術展示会場やシアターもあり、市主催のイベントに使われます。
訪れたこの日はピアノ演奏のブラームスのコンサートが企画されていました。

最初の部屋がこちら。
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ピアッジョ社の歴史の資料が大量に置かれています。
ピアッジョ社の出資によって、町のため、工員のために学校や夏季療養場所なども作られていったとか。
イタリアでは女性が参政権を得たり、また離婚も可能になるなど、女性も社会に進出していった時代です。ピアッジョ社はこの動きにも対応して女性も学校で教育を受けることを勧めます。彼女たちも大切な労働力だったのです。

1960年代にはポンテデーラの工場で1万5千人〜2万人が働いていました。
現在はたったの500人。工場の大部分は中国、インド、ベトナムに移設されています。
工場の跡地は大部分がパーキングに使用されていて、その一角にこの博物館があります。

博物館オフィスの窓に並ぶヴェスパのモデルコレクション。
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1943年のプロトタイプ「パペリーノ」から、1945年に生まれた「ヴェスパ」
1946年から市場で売り出されます。当時の価格は55,000リレ(およそ27ユーロ)でした。
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女性もスカートのまま乗れて、また長い服を着る神父さんにも重宝したと言われるヴェスパ。足元に犬を乗せたり、荷物を積んだり、経済的に豊かになりつつあったイタリアでヴェスパは人気を博します。

博物館にある一番高価なヴェスパは、こちらのアルマーニヴァージョン「Vespa 946」です。
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価格は13,000ユーロ!

ピアッジョ博物館、次回に続きます!


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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。