捨て子養育院付属美術館 ロッビアの釉薬陶器

サンマルコ地区
09 /09 2016
2016年6月24日にリニューアルオープンした、フィレンツェの「捨て子養育院付属美術館 Museo degli Innocenti」の様子をリポートする第4弾です。

今回はアンドレア・デッラ・ロッビアの釉薬陶器のギャラリーをご紹介します。
元は捨て子養育院のファサードに設置されていた作品。
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現在のファサードには、はっきり偽とわかるレプリカが嵌め込まれています。

そして美術館内に新しくできたお部屋がこちら。
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作品を間近に見ることができるようになりました。

1487年にファサードのアーチ間の空間に、10の円形の釉薬陶器が嵌め込まれました。
包帯に包まれた幼児の姿は捨て子養育院のシンボルでもあります。
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ロッビア一族の釉薬陶器の歴史の始まりとなった芸術家ルカ・デッラ・ロッビアは、青と白の2色で作品を構成することが多かったのですが、時代のアンドレア、そしてジョヴァンニと進むにしたがって色の種類が増えていきます。このアンドレアの作品は初代のルカの作風を彷彿とさせる、色よりも形態の美しさが際立つ作品です。

そういえば美術館の地下に設置されたこのオブジェも、「包帯を巻いた子供」という捨て子養育院のシンボルを現代美術風に表したものですね。
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次回は美術館の新しいテラスカフェをご紹介します。

※こちらの展示は臨時的なものでした。2016年12月末までにロッビアの釉薬陶器は建物正面に戻されます。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。