カプレーゼ村の城塞美術館

アレッツォ県
09 /20 2016
ミケランジェロの生地カプレーゼ村を紹介する第3弾です。

ポデスタの館で生まれたミケランジェロ。
その生家の隣には中世に建設された城塞が残っています。
生家の中にも、この城塞の中もミケランジェロの作品の石膏モデルがずらり。
今回は城塞の中の様子をご紹介します。

城塞一階のホール
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石膏の作品も、コピーからまたコピーを作ってと繰り返すとだんだんと本物の造形と離れた劣化コピーになっていくそうです。日本の美術専門学校の先生が「さすがにイタリアの石膏モデルは本物に近い!」と感心しておりました。

この3作はフィレンツェのバルジェッロ博物館にある作品の石膏コピーですね。
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さて外部の階段を使って二階に行くと、そこは2006年にエンリコ・グイドーニ教授によってカプレーゼに寄付された189点の彫刻が設置されています。
1800〜1945年代の作品群です。教授はローマの大学「Velle Giulia」で歴史を教えていました。亡くなったのが2007年ですので、その前年にコレクションを寄付したことになります。

Pirelli, Gemito, Vela, Cecioni, Barbella, Grandi, Bazzaro…19〜20世紀の重要な芸術家の作品が集まっています。

ダンテの像
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日常の生活、それも下級市民の様子を表現することが19世紀に流行しました。
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Santarelliの作品。ウッフィツィ美術館の中庭の壁龕に設置するミケランジェロの銅像のために作った習作です。
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こちらのホールには、ミケランジェロ生誕500周年を記念して芸術家たちから寄付された作品を展示しています。20世紀の作品です。
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また城塞の庭にも現代彫刻が展示されています。捻るポーズがミケランジェロの作品を彷彿とさせます。
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緑豊かなカプレーゼ村。
ミケランジェロがここで生まれて過ごしたのはたった1ヶ月弱ですが、それでもルネッサンスの巨匠の一生がここで始まったんだ!と感慨ふけることができます。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。