ドナテッロとヴェロッキオのテラコッタ

ドゥオーモ地区
11 /15 2016
フィレンツェのドゥオーモ付属美術館にて、2016年10月21日〜2017年2月26日の期間で「ヴェロッキオとドナテッロ 再発見された傑作 Donatello e Verrocchio. Capolavori riscoperti」の展示が行われています。
カナダのジャーナリストPeter Silvermanのコレクションの一部で、ドナテッロとヴェロッキオの作品がそれぞれ1点ずつ展示されています。

2012年から2015年にかけて改修工事が行われたドゥオーモ付属美術館は展示面積が増え、このような特別展示のスペースが持てるようになったのですね。

「サン・ロレンツォ」(テラコッタ製 ドナテッロ作)
近年になってドナテッロの作品と認められました。初期キリスト教の殉教者が、若く美しく穏やかな若者として表現されています。
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彼の他の作品にも見られるような、断固とした神への信頼に満ちた、美しい若い男性像です。
ドナテッロとその協力者が大聖堂やジョットの鐘楼ののために製作した「若い預言者(おそらく洗礼者ヨハネと考えられる)」「イサクの犠牲」と比較してみると、その類似性がわかります。
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もう一つの作品は「洗礼者ヨハネの断頭」(テラコッタ製 ヴェロッキオ作)
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洗礼堂の銀の祭壇のパネルを製作するための習作と考えられます。

実際の銀の祭壇の一部、「洗礼者ヨハネの断頭」の場面。
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テラコッタの方が素材が柔らかいので、体のラインなども優雅なラインで表現されていることがわかりますね。

こうやってみるとテラコッタの作品は、素材の暖かい風合がいい感じです。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。