シエナのルーパは前を向く

シエナ県
12 /17 2016
シエナの街のシンボルの一つは「ルーパ・セネーゼ(シエナの雌狼)」です。

雌狼は古代ローマとシエナを結んでいます。
古代ローマの建国者とされるロムルスとレムスは、伝説の中では雌狼の乳を飲んで育ちました。
レムスは兄弟のロムルスの手によって殺害されてしまいますが、レムスの子供であったセニウスとアスキウスはアポロンとディアナによって遣わされた馬に乗って、ローマから逃れます。2匹の馬は白と黒の色をしていました。ここらかシエナの二色紋バルザーナが生まれます。

エトルリアを北に逃げた二人は、父と叔父を守り育てた狼を連れていました。こうして新しい国のシンボルを古代ローマと同じ雌狼にしたのです。

やがて辿り着いた土地に新しい町を築き、その名前をセニウスからとってシエナとしました(Senio→Sena→Siena)

ライバル都市フィレンツェのシンボルは「ライオン」、シエナの「狼」と対比されます。

このように古代ローマと同じシンボルを持つシエナの町ですが、その「雌狼」には小さな違いがあります。

ローマの狼が横か腹の下にいる子供達を見るように振り返っているのに対して
狼1

シエナの雌狼は真っ直ぐ前を見ているんですね。
狼2
小さな違いですが、見比べてみてください!
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。