海のポンペイ〜古代ローマ沈没船〜

ピサ県
01 /08 2017
ピサで古代ローマの沈没船が数隻見つかった「海のポンペイ」と呼ばれる発見があってから18年が過ぎました。
資金困難などの問題もありましたが、ようやくピサに「古代船の博物館 il Museo delle Navi antiche di Pisa」が開館される運びになりました。

まだ全ての工事が終わったわけではありませんが、2016年11月25日からガイドの説明付きで、一部の見学が出来るようになっています。博物館はメディチ家の時代の造船所があった場所。
予定では2年の間に、残りの船を展示できるスペースを完成させるとのこと。発見された30隻うち、13隻は欠けた部分がない、ほぼ昔の姿のまま。紀元前3世紀〜起源7世紀という幅広い時代にわたる沈没船が、ほとんど同じ地点で発見されたという奇跡。おそらく繰り返し起きたアルノ川の氾濫により、各時代に沈没したと考えられています。
これらの沈没船は、1988年にピサのサン・ロッソーレ駅の地域で発見されました(斜塔があるミラーコリ広場からも近い場所です)
船内からは船乗りの私物や、多くの陶器・ガラス・金属の破片などが発見されています。

現段階では博物館は無料ですが完全予約制。
nave A(2世紀)長さ18mのかなり大きなもの
nave F(4−5世紀)川用の小さな船
nave I(4−5世紀)平底の渡し舟
nave D(6世紀)砂を運ぶための川用の長い船
2017年の春から見れるようになるのが
nave C(1世紀)

また船の建設や修復に関してのセクションも設けられています。

最終的にはピサの新しい考古学博物館となり、エトルリア〜古代ローマのピサの歴史を学ぶことが出来るようになるとか!楽しみです!


参照 la Repubblica Firenze
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。