フラ・バルトロメオの預言者たち

サンマルコ地区
01 /19 2017
フィレンツェのアカデミア美術館はミケランジェロの彫刻で有名ですが、絵画作品も数多く展示されています。ゴシックからマニエリズムまで、アカデミア美術館の絵画作品を紹介していきます。
今日はドメニコ修道会の画僧フラ・バルトロメオが描いた2枚の預言者の像です。

「イザヤ」1514〜1516年 フラ・バルトロメオ 油彩板絵 
イザヤ
もう一枚の「ヨブ」と対になっています。サンティッシマ・アンヌンツィアータ教会のオルガンの下に設置されていた「世界の救世主と4人の福音書記者の祭壇画」の横の仕切りのために描かれた作品でした。
画家がローマからフィレンツェに戻ってきてすぐに製作したもので、ローマで見たシスティーナ礼拝堂のミケランジェロの作品と、ラファエッロの作品から影響を受けています。
イザヤはまるで大理石の彫像のような壮大さで、中央にあったはずの救世主を指差しています。

「ヨブ」1514〜1516年 フラ・バルトロメオ 油彩板絵 
ヨブ
カルロ・ディ・メディチが作品を購入し、サン・マルコのカジノに置いていましたが、フェルディナンド皇子が中央部分を個人的なコレクションとしてピッティ宮殿に持っていきます(今もパラテイーナ美術館にあります)
預言者の2枚はウッフィツィを経て、アカデミアに移されました。
輝くような光に満ちた色彩、ダイナミックな曲線に巨匠たちの影響がはっきり汲み取れます。

参照 Galleria dell'Accademia, Giunti, Firenze 1999. ISBN 8809048806
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。