モニュメンタル・アパートメント

アルノ河南地区
02 /13 2017
フィレンツェの支配者であったメディチ家が住んでいたピッティ宮殿。
その中には多くの美術館が併設されています。日本人のグループではそのうちの一つ、パラティーナ美術館を訪れることがたまにあるぐらいです。そこでピッティ宮殿の中の美術館を一つずつ簡単に紹介していく第2弾です。

パラティーナ美術館」に続き、今日は「Gli Appartamenti monumentali モニュメンタル・アパートメント」です。ここはパラティーナ美術館から入ることができ、チケットも一緒です(2013年からパラティーナ、アパートメント、近代美術館の3つがセット料金チケットとなりました)

「記念的住居区画」は「14の王宮部屋」と「6つのつづれ織り部屋」から構成されています。ピッティ宮殿の2階、中央部分と南翼廊に広がる形です。

「白の間」ここは特別展の時だけ開かれます。
白の間
実際にメディチ家やその後を継いだトスカーナ大公が居住していた区画です。内部装飾はメディチ家の時代からはだいぶん変わってしまい、ハプスブルク〜ロレーヌ家やサヴォイア家(イタリア統一時代)のスタイルになっています。

サヴォイア家のウンベルト1世と妻マルゲリータはフィレンツェがイタリアの首都となった1865年から、ここに住んでいました。すでにロレーヌ家の時代からピッティ宮殿は一部美術館として一般公開されていましたが、1912年に国有となります。サヴォイア家は3階の近代美術館の数部屋を1920年代まで、フィレンツェ滞在の折に使っていたそうです。

「記念的住居区画」には天蓋付きベッド、豪華なシャンデリア、大げさな額縁がついた鏡、貴石を嵌め込んだキャビネットなどサヴォイア家がルッカやパルマに持っていた邸宅の家具が集められています。

またルーベンスの友人であったGiusto Suttermansが描いたメディチ家の肖像画がずらりと並んでいる部屋もあります。絵画作品もよくよく見てみると、ボッティチェッリ、カラヴァッジォ、カルロ・ドルチなどが壁に飾られています。細い通路を通って、家具や邸内を見学していきましょう。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。