フィレンツェの近代美術ギャラリー

アルノ河南地区
02 /14 2017
フィレンツェの支配者であったメディチ家が住んでいたピッティ宮殿。
その中には多くの美術館が併設されています。日本人のグループではそのうちの一つ、パラティーナ美術館を訪れることがたまにあるぐらいです。そこでピッティ宮殿の中の美術館を一つずつ簡単に紹介していく第3弾です。

王宮美術館パラティーナ」「モニュメンタル・アパートメント」に続き、今日は「La Galleria d'arte moderna 近代美術ギャラリー」をご紹介します。

ピッティ宮殿の3階にあり、30の部屋に分かれています。その中には「舞踏の間」をはじめとした6つの「Quartiere Borbonico ブルボン王朝の部屋」も含まれています。

この美術館のコレクションはイタリア美術の18世紀終わり(新古典主義)〜20世紀はじめまでの幅広いものになっています。イタリア絵画作品が中心ですが、彫刻や外国人の作品も数点含まれています。また19世紀半ばからの作品は「Accademia delle Arti e del Disegno 美術とデザインアカデミー」のコンクールにて優秀な成績を収めた作品で、以前はアカデミア美術館に展示されていました。さらにその後は個人の所有していた作品が加わっていきます。
展示は時代順となっていて、30の部屋のうち見学最後の方の部屋は1930年代までサヴォイア家がフィレンツェ滞在時に使っていた空間になります。

見学は新古典主義のピエトロ・ベンヴェヌーティによるナポレオン関連の作品から始まります。
多くの作品は古代や近代の歴史を扱ったものです。リソルジメント(イタリア統一運動)の重要なドキュメントなる作品もあります。

ピエトロ・テネラーニ「置き去りにされたプシュケ」1819年
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またイタリアにおいて印象主義の先駆的な作風となるマッキャイオーリ派の作品も数多く展示されていて、特に画家ファットーリのコレクションは重要なものです。
彼以外にもシルヴェストロ・レーガやテレマコ・シニョリーニなどの作品もあります。

ガリレオ・キーニ(リベルティ様式の主要アーティストの一人)の作品
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ルネッサンスが主役のフィレンツェで近代芸術がどのような軌跡を辿ったか見学するのも面白いと思います。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。