フィレンツェ首都時代の肖像画

アルノ河南地区
03 /03 2017
フィレンツェの支配者であったメディチ家が住んでいたピッティ宮殿。
その中には多くの美術館が併設されています。ラッファエッロやルーベンスの絵があるパラティーナ美術館からさらに階段を登った3階にある「「La Galleria d'arte moderna 近代美術ギャラリー」の作品と部屋を紹介する第9弾!

※「近代美術ギャラリー」は、2013年から「パラティーナ・ギャラリー」「モニュメンタル・アパートメント」「近代美術館」の3つがセット料金チケットとなっています。

Sala 8
19世紀半ばを超えた時代の肖像画の特徴は、特にフランスから伝わってきた「美術を刷新しよう」という情熱に応えたもので、1860年頃から顕著になっていきます。
純粋主義の芸術家たちが、洗練されたバランスのあるフォルムを使用しました。彼らが表現しようとしたのは「節度」や「ブルジョア階級復興の主人公たちの生活様式」です。これらを重要視する作品を製作していったのです。

芸術家がモチーフの人物の一瞬のジェスチャーや視線を捉え、その人物のダイレクトな感情を表現します。まるで伝記の中の重要なイベントを物語るかのような作品群です。

イタリア統一されフィレンツェがイタリアの首都となった時代に、アントニオ・チゼーリが生み出した厳しい形態には、人物の生命力を感じさせる説得力がありました。

またジョヴァンニ・ファットーリの肖像画にも厳かな人間性が表現されています。
マッキャイウォーリ派の重要な画家ファットーリの自画像。
arte moderna16
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。