ガリアルディーニ・コレクション

アルノ河南地区
04 /10 2017
フィレンツェの支配者であったメディチ家が住んでいたピッティ宮殿。
その中には多くの美術館が併設されています。ラッファエッロやルーベンスの絵があるパラティーナ美術館からさらに階段を登った3階にある「「La Galleria d'arte moderna 近代美術ギャラリー」の作品と部屋を紹介するシリーズです。

Sala 25
マッキャイオーリ派(ファットーリ、レーガ、シニョリーニ、ボッラーニ、アッバーティ、バンティ、カビアンカ、ダンコーナ、デ・ティヴォリ、コスタ、セルネーズィ)の作品43枚からなる、ガリアルディアーニが収集したコレクションです。
私たちの時代におけるイタリア最大級のコレクションであり、美的にも歴史的意味合いにおいても重要なものとなります。
収集家は厳しい批評と当時の嗜好を頼りに作品を集め、トスカーナのレアリズム運動を知る上でとても重要なコレクションとなりました。

企業家エミリオ・ガリアルディーニによって戦後に収集された「砂丘の馬(ファットーリ作)」「春の薔薇(レーガ作)」「陽だまりの子供達(シニョリーニ作)」など、マッキャイオーリ派の重要な作品が並んでいます。
またマッキャイオーリ派のすぐ後にあらわれた世代である、オスカー・ギーリアやノメッリーニの作品も並んでいます。

「自画像」ファットーリ作
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「正午」ノメッリーニ作
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「失われた命」アルモンド・チャンピ作
artemoderna57
若い女性が祈りのポーズで岩の上に座っています。肩と頭は前傾し、両手は顔に触れんばかりです。彼女の脚の上には丸くなった姿勢の子供の頭が載せられています。外から見えにくい部分の詳細まで細かく表現されており、鼻腔が広がっているところから泣き止んだばかりであることが察せられます。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。