聖セバスティアーノ ロレンツォ・コスタ

シニョーリア広場地区
07 /04 2017
ウッフィツィ美術館、トリブーナの後に続く部屋には15世紀〜16世紀初期の北イタリアの画家の作品が並んでいます。
あまりグループ観光では通らない部屋ですが、ここに置かれている作品をチラッと紹介していくシリーズです。

「第22室 15世紀エミリア・ロマーニャ地方 QUATTROCENTO EMILIANO-ROMAGNOLO」
『聖セバスティアーノ』ロレンツォ・コスタ 1490年ごろ 板絵テンペラ
lorenzo costa
若い聖人の半身を描いたロレンツォ・コスタ活動中期の作品です。
円柱に縛り付けられた聖セバスティアーノは、「エッケ・ホモ」か「円柱のキリスト」を想起させるモチーフです。
フェッラーラ派の偉大なマエストロの作風を引き継いでいます。特にエルコレ・デ・ロベルティの影響が大きく、モニュメンタルなモードと、1483年にボローニャに移った後に受けたヴェネツィア派の自然な色使いを合わせています。
作品は1906年にウッフィツィ美術館のコレクションに仲間入りしました。

コスタはフェッラーラ派のコズメ・トゥーラのもとで修行したという説もあり、20代の頃にボローニャに移ります。
後にマントヴァに行き、そこでゴンザーガ家のフランチェスコ2世をパトロンとして、死ぬまでその地で活動します。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。