受胎告知 メロッツォ・ダ・フォルリ

シニョーリア広場地区
07 /05 2017
ウッフィツィ美術館、トリブーナの後に続く部屋には15世紀〜16世紀初期の北イタリアの画家の作品が並んでいます。
あまりグループ観光では通らない部屋ですが、ここに置かれている作品をチラッと紹介していくシリーズです。

「第22室 15世紀エミリア・ロマーニャ地方 QUATTROCENTO EMILIANO-ROMAGNOLO」
『受胎告知』『使徒と聖プロスドチモ(裏面)』
メロッツォ・ダ・フォルリ 1460年ごろ 板絵テンペラ
melozzo
おそらくタベルナーコロか、パイプオルガンの前面の扉として描かれた作品です。教会の家具にはこのような人物像が描かれた扉が付いていることが多かったのです。
受胎告知の反対側には、洗礼に使うツボを持っている姿から判明できる、パドヴァの最初の司教であった聖プロスドチモが描かれています。
彼の存在からアドリア海側、北部の地域のために製作された作品であることがわかります。

メロッツォは、短縮遠近法を使った最初の人物で、フレスコ画家として有名です。
フォルリで裕福な家系に生まれたらしいメロッツォは、アンドレア・マンテーニャから影響を受けています。
また一時期をウルビーノ公国にてフェデリーコ・ダ・モンテフェルトロ公に仕え、そのピエロ・デッラ・フランチェスカと出会い遠近技法を学びます。
その後ローマに移動、ローマ教皇シクストゥス4世から大きな仕事を任され、聖ルカ・アカデミーのオリジナル・メンバーの一人に選ばれます。
現代まで残った彼の作品はそれほど多くはないのですが、絵画の進歩に貢献した画家とされています。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。