ヴェネツィアにはピアッツァが一つしかない?

ヴェネツィア
07 /28 2017
piazza(ピアッツァ)とは「広場」のことです。
イタリアの町では教会の前や都市国家時代の政庁舎の前に、美しい広場があるのが普通です。
ところがヴェネツィアには「ピアッツァ」が一つしかないのです。

ヴェネツィアは118の半人工諸島の間を160本もの運河が流れ、運河には400本の橋がかかっています。
街中には大小の広場があり、その真ん中にはこんもりと盛り上がって井戸があります。干潟の上に作られたヴェネツィアでは地下水はありませんから、全て海水となってしまいます。そこで雨水を広場の地下にある貯水槽に集め濾過して飲み水として使っていたのです。

ヴェネツィアではこのような広場を普通campo(カンポ)と呼びます。
カンポは「畑、野原、グランド」のこと。
campo di venezia
運河のすぐ横にある「カンポ」

ヴェネツィアでピアッツァと呼ばれる場所はただ一つ、ヴェネツィア共和国の心臓であったサン・マルコ広場 Piazza San Marcoだけなのです。

※ちなみにPiazzale Roma(ローマ大広場)もありますが、こちらは1993年にできた新しいもの。
本土とヴェネツィアを結ぶ橋は、渡潟鉄道橋(1846年 オーストリア帝国支配下で開通)と自動車橋(1928年 ムッソリーニ時代に開通)の2本があります。
この自動車橋が辿り着く場所がローマ大広場なのです。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。