L'Ippogrifo フィレンツェの版画店

おみやげにいかが?
07 /19 2010
フィレンツェ、アルノ河の南岸にあるサント・スピリト地区。
絵画、彫金、モザイクなどの工房が集まる職人さんの町です。伝統技術を受け継いだマエストロたちが小さな工房で働いています。

今日は版画屋さんのお店「L'Ippogrifo」を紹介したいと思います。
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こちらの看板が目印。「L'Ippogrifo ヒッポグリフ」は神話に出てくる馬の身体にグリフィン(ハゲワシ)の頭と翼をもった怪物のことです。

版画のL'ippogrifoは400年もの歴史を持ち、16世紀からの版画を保有しています。当時は活版印刷技術が発明され重版印刷が行われるようになったため、イラストも繰り返し印刷できる版画が発達していきます。
本のイラストとして製作されていた版画は、現在は室内のデコレーション用となり、製作目的が変化しました。
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店内で16~19世紀の古い版画を見せてもらいます。初期の百科全書に使われた例などもありました。
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店長がacquaforte(腐食銅版画)の手順を説明してくれます。
銅板の上に酸に強い蝋状の塗料を塗り、鋼の針で彫りつけます。(この時深く彫った部分は濃く、浅く彫った部分は薄く色が出ることになります)
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酸の中にこの銅板を沈めると、彫った部分が腐食します。塗料を除去した後、インクを塗って湿らせた紙をのせ
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ローラーを通すと出来上がり。
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店の裏にある工房で、実際に銅板にインクを塗り、紙の上に写すところまでの作業を見せてくれました。
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その後の彩色作業も一枚ずつ手作業です。
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色彩つき+額縁が一番高い商品です、こちらはヴェッキオ橋。
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店では作品を購入することも可能、色彩がされていないもので60ユーロぐらいからです。(色付きはもっと高額)日本へのお土産にいかがでしょうか?

サイトはこちら→「L'Ippogrifo
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。