フェラガモが恋したカンティーナ

アレッツォ県
11 /22 2012
トスカーナ州のアレッツォ県にあるil Borro(イル・ボッロ)に行ってきました。

ここはアメデオ・ダオスタ侯爵の所有地でしたが、狩りの際にこの土地に恋したフェッルッチョ・フェラガモが1993年に買収しました。それも村ごと!
村は11世紀に集落として発達したもので、今も中世の村の面影が残っています。
borro1
「中世の村」に入るために渡る橋。村は川岸にできた崖の上の狭い土地にあります。実際にl Borroという名前はborrone(ボッローネ がけ、絶壁)という言葉から来ているのです。

所有地は700ヘクタールもあり、そのうち45ヘクタールは葡萄畑です。イタリアの伝統的種類の葡萄サンジョヴェーゼの他に、フランス原産の葡萄もたくさんの種類が栽培されています。苗はなんと7000本!

カンティーナ(ワイン貯蔵室)の見学も出来ます。
18世紀の古いカンティーナとフェラガモが作った新しいカンティーナを結ぶ地下通路(地下8m)にはバリックbarriqueがずらりと700個並んでいます。
il borro2
驚いたのはこのカンティーナには大きなワイン樽(botte ボッテ)が無く、バリックだけなのです。

今まで見学した全てのカンティーナでは、特に上質なリセルヴァ(長期熟成)ワイン用にバリックを使い、それ以外のワインは大きなボッテで熟成させていました。ボッテよりバリックのほうが使用できる期間が短く、高価な樽なのです。バリックしかないなんて、なんて贅沢な…

こんなフェラガモのアグリツーリズモ、トスカーナ田園のリゾートホテルといった赴きです。泊ることも、食事だけをすることもできます。

サイトはこちら
il Borro
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。