入浴する二人の女

フィレンツェ市
11 /28 2012
フィレンツェウッフィツィ美術館に他の作品とはまったく雰囲気の違う不思議な作品があります。
16世紀末に描かれたとされるフォンテーヌブロー派の「入浴する二人の女」です。
愛人?
フォンテーヌブロー派はフランスのルネサンス期に宮廷で活躍した画家のグループで、官能的なテーマを扱うことが多かったのですが、名前のわかっていない画家もいます。
フランソワ1世の時代にフィレンツェから招かれたロッソ・フィオレンティーノなどの影響を受けたと言われます(ロッソ・フィオレンティーノはマニエリズムの著名な画家の一人です)
「入浴する二人の女」は『ガブリエル・デストレ姉妹』(2人の裸婦が描かれ、左の女性が右の女性の乳首をつまんでいる)と類似しています。カブリエレ・デストレはフランス王アンリ4世(奥さんはフィレンツェ出身のマリア・ディ・メディチ)の愛人で、もう一人の女性は彼女の姉妹です。
二人の女

「入浴する二人の女」もガブリエレ・デストレとその姉妹を扱っています。こちらでは一人の女性がもう一人の左薬指をつまんでいるのですが、その意味合いは不明です。
画面を大部分を覆う「白・黄色・赤」は「肌・金髪・唇」の色と調和しています。画面の上部の縁飾りもこの三色になっていますね。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。