スペードのキングはダビデ王

イタリアのトリビア
01 /13 2013
日本の芸能人で手品に詳しい方が「スペードのキングのモデルはダビデ王」と言っているのを聞きました。
キングの絵柄はみんな同じと思っていたのですが、どうやらスペードとクローバーとダイヤとハートでそれぞれモデルが異なるらしいんですね。
それにしてもフィレンツェ共和国の守護神的なイメージで、多くの芸術家が手がけたダビデがスペードのキングだったなんて

トランプの起源は古代エジプトとか、インドとか、中国とか諸説があります。東方紀元のものが、十字軍やサラセン人によってヨーロッパに伝えられたそうです。

ヨーロッパで最初にトランプが出現したのは14世紀前半のイタリアかスペイン。そしてフランスやイギリスに広まっていきます。
caravaggio
現代で使われているような絵柄がダイヤ、スペード、ハート、クラブのものはフランス紀元で、イギリスでその様式を発展させました。

「スペードのキングがダビデ王」というのは、フランスでトランプの絵札に実在あるいは伝説の人物を当てはめていたことから来ています。
16世紀パリ製作のものはキングのモデルがそれぞれこうなっています。
スペード:ダビデ王
ハート:カール大帝
ダイヤ:カエサル
クラブ:アレキサンダー大王
もちろんクイーンにもジャックにもそれぞれモデルがあります。

ちなみに日本で販売されているトランプは、イギリスのトランプに由来しているので特定のモデルは存在しないそうです。ですから私は知っているスペードのキングはダビデ王のイメージでは無いのですが…

イメージ的にはミケランジェロの若いダビデ(ユダヤ人の敵を倒す英雄イメージ)よりも
davide
こちらのユダヤ人の王としてのダビデの方が
davide2
トランプの「スペードのキング」に近い感じがします。
フランス発「ダビデモデルのスペードのキング」はどちらのイメージだったのでしょうか?
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。