ルビコン川はどこにある?

エミリアロマーニャ州
01 /23 2013
シーザーが「賽は投げられた」と宣告した有名なルビコン川はどこにあるのでしょうか?
ガイドの同僚がルビコン川を見せて欲しいとのお客様の要望で探してみたところ、かなり小さな川でがっかりしたという話を聞いたことがあります。川幅は5〜6mだそうです(河口ではもっと広い)

ルビコン川(イタリア語ではRubicone ルビコーネ)
イタリア北東部のエミリア=ロマーニャ州を流れ、アドリア海に注ぐ、全長50キロメートル弱の川です。
粘土質の土地を流れるため、川の色が赤く濁っていることから、「大きなrubino(ルビー)」と名付けられました。

古代ローマにおいて、イタリア本土と属州ガリア・キサルピナ(辺境の土地)の境界線であったのがルビコン川でした。
rubicone2
辺境軍が軍装のままこの川を越え、南下することは法により禁じられていました。共和国に対する反逆とみなされる行為に踏み切った瞬間を、シーザーは「賽は投げられた」(Alea jacta est, アーレア・ヤクタ・エスト)と表現したのです。
上の地図を見ると、イタリア半島の中央部から右のアドリア海側に伸びています。それでは中央部から東側の境界線は?
なんとフィレンツェの中を流れるアルノ河も境界線だったそうです。ということはアルノ河を渡るヴェッキオ橋(今の橋は14世紀の建築ですが、最初の橋は紀元前1世紀に建設されました)を渡ることは、大変な意味があったんですね。

現在のルビコン川はリゾート地で有名なリミニの10キロメートルほど北で、海に注いでいます。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。