スペインからの留学生ベルゲーテ

イベントレポート
03 /30 2013
フィレンツェのウッフィツィ美術館にて特別展「norma e capriccio」が2013年3月5日〜26日まで行われています。英語名は「rule and fancy」です。

マニエリスムと呼ばれるルネサンス後期の美術がありました。イタリアを中心に盛期ルネサンスとバロックの合間に見られ、名前は「マニエラ(手法、様式)」という言葉に由来します。
ミケランジェロの人体を引き延ばして捻るマニエラに学び、それを発展させていきました。

このマニエリスムは当時は「モダンアート」と考えられていましたので、外国人の芸術家もイタリアに留学してこれを学んだのです。
ウッフィツィ美術館の特別展は、その中でもスペイン人の留学生を扱ったものです。
特に著名なのがアロンソ・ベルゲーテで、スペイン・ルネサンスで最も重要な彫刻家と見なされています。
その情緒的な彫刻群以外に、絵画や建築も残しています。
「サロメ」
ベルゲーテ

ベルゲーテは主にフィレンツェやローマで絵の勉強をし、巨匠ミケランジェロの下で彫刻も学んだそうです。
ベルゲーテがイタリアで描いた絵はマニエリスムの影響が見られ、ヤコポ・ダ・ポントルモやロッソ・フィオレンティーノといった同時代の画家たちとの絵と比較されます。

特別展ではフィレンツェの芸術家とスペイン人留学生の芸術家の作品が並んで展示されています。
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伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。