ごあいさつ

羅針盤
01 /01 2018
当ブログでは、フィレンツェ在住の日本人ガイドがフィレンツェを中心としたイタリアの情報を書いています。
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アカデミアの古楽器 トロンバマリーナ

サンマルコ地区
09 /26 2017
フィレンツェのアカデミア美術館には楽器が展示されている区画があります。これは1996年の美術館の再編成のおりに、アカデミアの隣にあるルイージ・ケルビーニ音楽院所有の古楽器が見れるようになったものです。

今日は古楽器コレクションの一つ「トロンバマリーナ」をご紹介します。
そのまま訳すと「海のトランペット」となるトロンバマリーナ。
トランペットとはかけ離れた楽器であるのが一目瞭然なのですが…
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まず「マリーナ」は「海の」ではなく、「マリアーナ(マリア様の)」が縮まった言葉ではないかと考えられています。
この楽器は宗教音楽を演奏する時に使われていたからです。実際ドイツ語ではNonnengeige(尼僧のヴァイオリン)と呼ばれます。
そして「トロンバ」にはイタリア語で「竜巻」という意味もあります。楽器の形が「海の竜巻」に似ているから?

弦は1本だけというのが普通ですが、4本の弦を持つトロンバマリーナもあったそうな。

奏でるとこんな音色!

フェルディナンド皇子とストラディバリウス

サンマルコ地区
09 /25 2017
フィレンツェのアカデミア美術館には楽器が展示されている区画があります。これは1996年の美術館の再編成のおりに、アカデミアの隣にあるルイージ・ケルビーニ音楽院所有の古楽器が見れるようになったものです。

メディチ家からその後のロレーヌ家の時代までのトスカーナ大公宮廷の、50を越える楽器コレクション(17世紀〜19世紀始め)が展示されています。

楽器ととも絵画作品「フェルディナンド皇子とその宮廷の音楽家たち」(アントン・ドメニコ・ガッビアーニ作)が展示されています。
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右から2番目の青い洋服を着ているのがフェルディナンド皇子。
メディチ家のコジモ3世とフランス王ルイ13世の娘であるマルゲリータ・ルイーザの間に長男として生まれました。
(そういえばルイ13世の母親マリアはメディチ家からアンリ4世にお嫁入りした人物ですね)
一番右手にいるのは歌手のヴェンチェンツォ・オリヴィッチャーニ、またフェルディナンドの左に胸部から上が描かれているのが作曲家のヘンデルです。
そして一人だけ座っているのがピエトロ・サルヴェッティ、フェルディナンド皇子の音楽教師だった人物です。彼が持っているチェロの弦が一本だけ銀となっていますが、当時としては金属の弦は革新的で低い音を出すのに役立ったそうです。

そしてこちらの絵画ではフェルディナンド皇子の宮廷で演奏していた音楽家達が描かれています。
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右手にヴァイオリン奏者とヴィオラ奏者が2人ずつ、そして左にチェロ奏者が1人。
合計5人(クインテット)が1690年にアントニオ・ストラディバリからフェルディナンド皇子に贈られた弦楽器を手にしているものと思われます。
残りの2人はマンダリンとチェンバロで伴奏しています。

そして絵画作品の横にはストラディバリのヴァイオリンとヴィオラが展示されています!
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メディチ家の家紋入りのストラディバリウスです。

秋分のフィレンツェ

写真館
09 /23 2017
2017年9月の写真をまとめて掲載します。

ふと通りかかったオルサンミケーレ教会。レオナルド・ダ・ヴィンチの師匠ヴェロッキオの作品「トマスの疑惑」に近寄ってみました。
この壁龕、最初はドナテッロ作の聖人の像があったのですが、のちにヴェロッキオの作品に替えられた時にイエスとトマスの二人分の像を入れるには空間が狭く、トマスの足が外にはみ出しているのです。
よ〜く見るとトマスのサンダルがとてもお洒落!
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足の形もとても綺麗ですよね。ヴェロッキオはブロンズの作品がとてもいいなあと改めて思いました。

サンタ・クローチェ教会前の広場、長い期間かかっていた噴水の修復が終わりました。噴水頂上のフィレンツェのシンボル「百合」に王冠が載っていて可愛いですよね。
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ドゥオーモのファサードにくっきりと洗礼堂の影がかかっています。
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もう秋分。日暮れの時間もかなり早くなりました。

サンタ・トリニタ橋からヴェッキオ橋の夜景。夏は夜遅くまで賑わうチェントロもすっかり静かな雰囲気に。ちょっと寂しいです。
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日中は22度ぐらいで理想的な気温ですが、朝は11度まで気温が低くなります。もうイタリア人は軽めのダウンを着ています。

ようやく夏の終わり

写真館
09 /22 2017
2017年8月〜9月初旬の写真をまとめました。

グループの観光に使う大型バス。いつもとちょっと違うカラーリングだなと思って見たら…フィレンツェのサッカーチーム、フィオレンティーナの選手を乗せるバスでした!
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サッカーチームの選手を乗せるバスは地元のバス会社を使うことが多いのですが、試合が無いときは観光バスに早変わり。ローマのチームが使っているバスにも乗ったことがあります。

ホテルのレセプションの壁に書いてあるフレスコ画。これは「最後の晩餐」…ということは、ここはもしかして修道院の食堂だったのかな?
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こちらはフェラガモ本店の前にある中世塔型住居を利用した高級ホテルの最上階。居間みたいな雰囲気です。最近はこの様な感じを演出するホテルが増えました。
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ストロッツィ宮殿の中庭。もうすぐ始まる特別展のため、絵の搬入を行なっていました。特別展が始まりと終わりにこの様な作業をしているんですね。
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アルノ河沿い。雲間から一筋の光がさしていました。雨が全く降らない夏も終わり、雨が降るごとに気温が着実に下がっていきます…
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次回に続きます。

伊藤裕紀子

イタリアのフィレンツェ在住24年目。フィレンツェ県とピサ県の公認ライセンスガイド。何年たっても知り尽くせないイタリアの魅力を追求中。個人旅行のガイド、通訳の依頼も請けております。